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楽天の英語力

Season's Greetings!?

好き嫌いにかかわらず誰にも楽天市場で買い物をしなければならなくなることがあります。買い物をするには当然会員登録をしなければならず、そうすればある程度の迷惑メール(広告・勧誘等)を受け取ることは我慢しなければなりません。

楽天から『まだ間に合う👻 ハロウィングッズをご紹介!』というタイトルのメールが届いていたのですが、それが以下のように始まっていて唖然としました。

RakutenHalloween


いわゆる目が点になるというやつでしょうか。10月に"Season's Greetings"という挨拶文を使う人間(会社)がいるとは思いもよりませんでした。この違和感を例えて言うなら、暑中見舞いに「今年もよろしくお願いします」と書かれているようなものです。

アメリカで"Season's Greetings"という挨拶文の書かれたカード(メール)を送り合うのは、Thanksgiving Day(感謝祭)からNew Year's Day(元旦)の間のみです。Season's GreetingsのSeasonは、Holiday Seasonを指していて、それは感謝祭から元旦までの約1ヵ月です。10月にあるハロウィンは、Seasonにカウントされないのです(そもそも子供の催事事ですし)。

これで思い出したのが、楽天の社内英語公用語化です。社長自らEnglishnizationという訳の分からない造語(Englishnって何なん?)を振りかざして、TOEICで何点取らなきゃクビってやってたのが数年前ですが、その成果がこれですか?

日本人が日本語を乱すのは勝手ですが、英語を誤用するのは結局自分たちに恥になって返ってきます。机上の英語学習で高得点を取ったところで、文化を理解した上でのコミュニケーション力にはつながりません。

楽天が自ら「英語公用語化大成功!」と啖呵を切っていない以上、大した成果は上げていないのでしょう。上のGreetingsを見ればよくわかります。

結局EnglishnEnglishではなかったってことかな、三木谷君?

テーマ : 英語・英会話学習
ジャンル : 学校・教育

人権と国益

サウジアラビア人記者がトルコのサウジアラビア総領事館で殺害された事件で世界中のメディアが色めき立っていますが、アメリカやサウジアラビアに近しい西側諸国はできればこの件にはかかわりたくないというのが本音だと思います。サウジアラビアとの良好な関係(地政学的に)を損ないたくはないからです。ところがそうは問屋が下ろさないというのが、アメリカやサウジと関係の悪いトルコという構図が見て取れます。

独裁政権が反体制分子を始末するというのは珍しいことではありませんし、お隣の中国や朝鮮でもごく日常的に行われています。ただ、それを他国の領土内にある大使館や領事館で行うというのであれば、それは恐ろしく大胆というより、恐ろしく稚拙な社会認識力の現れと言わざるを得ません。総領事館に入った著名人がそのまま行方不明になった、あるいは殺害されたというのに、国の実権を握っているトップが何も知らない・知らされていないでは筋が通らないのです。

サウジ政府、「失踪」記者が総領事館で死亡と初めて認める

偶発的な事故だったのであれば、即座に警察や救急に通報しているはずですし、当然死体も館内にあったはずです。しかし、最初のサウジ政府の公式コメントが「記者は総領事館を出た」ですから、初めから隠蔽する気満々でした。だいたい、「ジャーナリストが総領事館内で職員と殴り合って死んだ」というお粗末な後付け説明を誰が信じるでしょうか?

ドナルド・トランプも、この事件が明るみに出た直後は「事実であれば、アメリカはサウジアラビアに対する制裁も辞さない」と強気なコメントを発しましたが、すぐにトーンダウンして、おそらく今では「皇太子は何も知らなかった」という言い訳に同調して制裁を発動することを何とかして避けたいと考えているはずです。石油の産出量制限による原油価格高騰はともかく、散々トップセールスの成果を自慢した1000億ドル規模の武器売買契約を破棄されたくはないからです。

しかし、トルコが記者殺害の音声・映像記録を保持していると言っている以上、事はそんな簡単に丸く収まりそうにありません。人権、表現の自由の擁護者であると常日頃から主張しているアメリカや西側諸国が人権蹂躙のデパートであるサウジアラビアにどう対処するのかは見ものです。

『人権』という言葉はNGOやジャーナリストによってよく使われる言葉ですが、国(国連含む)がそれを取り合うかどうかはそろばん勘定次第です。例えば90年代までアメリカでは"Free Tibet"(チベットを解放しろ)という標語をよく耳にしましたが、21世紀になって中国が経済力をつけると、それはとんと聞かれなくなりました。近年中国の人権状況は習近平政権下で悪化の一途をたどっていますが、どの国も人権に関して公に中国を批判してはいません。

首謀者*をはじめ9.11のハイジャック犯のほとんどがサウジアラビア国籍、あるいは出身だったのに、サウジアラビアがテロ支援国家の指定を受けることもなく、のうのうとアメリカの同盟国気取りを続けていられるのも、すべてアメリカのそろばん勘定のおかげです。サウジアラビアに付いて中東を2分、3分させておくことはアメリカの国益にかなうのです。(*オサマ・ビンラディンは犯行時無国籍。)

つまり人権は、国家間の懸案の中では常に二次的な重要度しか持たないということです。今回の失踪・暗殺事件も、サウジアラビア関与の証拠がない状況であれば、アメリカや西側諸国は問題にさえしなかったでしょう。トランプなら"fake news"で済ませたところです。しかし、証拠を握っているのが反米色の強いエルドアン政権とくれば、丸め込むことさえ望み薄です。

暗殺も任務の一部の諜報機関を持っている国が、他国の暗殺事件を受けて人権を説くというのもどうかとは思いますが、世界のジャーナリストは黙ってはいません。さぁ、アメリカはどう出るのか。

(記者の名前Jamal KhashoggiのKhashoggiは、英語メディアでは当初カショーギと発音されていましたが、今ではカショージでまとまっているようです。日本メディアは今のところカショギ。)

現地のヒットマンを雇う金が惜しかったわけでも無かろうに。

テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

しまらないNPBの日程と球団の強欲

阪神タイガースが今シーズンの全試合を消化する前にリーグの順位が確定する可能性があるというニュースがありました。10月13日に開幕するクライマックスシリーズの2日前に順位が確定する規定になっているのに対して、阪神の残り試合数と試合が雨で流れる可能性を考えると、10月11日までに全試合を消化しきれないことも十分あり得るということです。
阪神、最長14連戦 最終3位でもCSアウトの可能性

ここで、そもそも論なのですが、本来9月末で終了するべきリーグ戦を10月になってまでダラダラやる必要があるでしょうか? ポストシーズンゲームのスタートを10月中旬に設定して、それまでポツポツと中止になった試合を消化する現在のシステムは何ともしまりがありません。9月末までにほとんどの試合を終えてしまったトップのチームは2週間以上ほとんど試合をしないままCSに突入することになります。選手は緊張感と試合勘を失ってしまいますし、見る方は興ざめしてしまいます。

MLBは日本と同じく3月末に開幕し、きっかり9月30日にレギュラーシーズンを終了します。そして1日を挟んですぐにポストシーズンが始まります。NPBが143試合消化する予定の期間に162試合を戦うのです。しかも引き分けはなく、朝まで試合をしてから飛行機で西海岸から東海岸に移動ということも起こり得ます。当然雨天中止になる試合もありますから、流れた試合の埋め合わせにダブルヘッダーが組まれることになります。MLBにはシーズン中休みがありませんから(試合がない日はあくまでも「移動日」+オールスターブレーク)、雨天中止になった日の翌日がダブルヘッダーということはよくあります。

MLBのダブルヘッダーというのは、その日のチケットを持っている人、そしてその日のチケットを買った人が2試合見られるというものです。観客の入れ替えなどありません。

上の記事では、順位にかかわる場合、セリーグはダブルヘッダーの開催も球団に要請する方針とありますが、どうやら阪神はダブルヘッダーを拒んでいて、その理由は観客の入れ替えにあるようです。
「甲子園では短時間での客の入れ替えが難しい」 9/16
「観客入れ替え時の安全面などを考慮し甲子園でのダブルヘッダー開催は不可能」 8/14

「どんだけ強欲なんだよ!」と各方面から突っ込まれて当然のビジネススタンスですが、NPBがポストシーズンの開幕を10月2日に定めてしまえば、レギュラーシーズン中にダブルヘッダーを組まざるを得なくなり、観客を入れ替えるなどという戯言もほざけなくなるでしょう。欲を捨てれば、MLBより20試合近く少ない日程を同じ期間で消化できないはずがありません。

昔は客をいちいち入れ替えてたのか、阪神さん!?

テーマ : プロ野球
ジャンル : スポーツ

Sour loser

"Sore loser"という言葉があります。「潔く負けを認めない敗者」を意味し、直訳すれば「痛い負け犬」といったところでしょうか。そして、"sour loser"という言葉もあります。これは"sore loser"と"sour grapes"(負け惜しみ)がごっちゃになったものだと言われていますが、sourには酸っぱいという意味以外に、「不愉快な・不機嫌な」という意味がありますから、試合中に審判に悪態をつき続けて結果的に負けたセリーナ・ウィリアムズはまさにsour loserです。

Serena Williams' dispute overshadows Naomi Osaka's final win | ESPN


ビデオを見るとうんざりするほどわかりますが、選手の分際で審判に「謝れ!」としつこく要求し、「あんたは二度と私の試合をさばけない」と言い放つセリーナの姿にはスポーツマンシップのかけらも感じられません。大体最初の警告は、コーチが観客席から指示を出していたことに対して出されたもので、それをコート上のプレーヤーが見て従ったかは問題ではないのです。

自分に形勢が不利なことを自分の尊厳が傷つけられたことにすり替えて負けた時のための予防線を張ったようにしか見えません。「自分には娘がいて、娘のために正義を貫いている」的なことを審判に向かって言っていますが、試合に何の関係もありませんし、1歳になるかならない赤ん坊に道徳を説く親などいるはずもありません。

悪童(SuperBrat)ジョン・マッケンローも現役時代審判に相当な悪態をつきましたが、あれはほぼすべてボールのイン・アウトの判定に関してです。チャレンジシステムなどなかった時代の話です。彼が「自尊心が傷ついた」という理由で、試合中審判にねちねちと抗議し続ける姿など想像もできません。

アメリカではすでに今回の騒動を性差別やダブルスタンダードの問題にすり替える動きも出ているようですが、全くのナンセンスです。つまらない議論をする人間には、マッケンローが受けた警告や退場処分のビデオを見せてやればいいだけです。今回のウィリアムズの醜態に対して、マッケンローにどれだけゲームに対する執着があったかがわかるはずです。

今回メジャー初制覇の大阪なおみから最高の瞬間を奪ったセリーナ・ウィリアムズには憤りしかありません

WTAも一選手になめられ過ぎ。

テーマ : テニス
ジャンル : スポーツ

プロフィール

ぱうあう

Author:ぱうあう

アメリカ居住歴13年(大学+仕事)、日本居住歴ン十年。英語や日本語、文化、ニュースに突っ込みを入れます。

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